ひねもすのたり@避難所
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[カテゴリ:感想・レビュー(ネタバレ注意)]



守り人シリーズ11作目、外伝です。
1作目の「精霊の守り人」より過去のお話。
十三歳のバルサが、ジグロに連れられて旅をしていた頃を綴った短編集です。
「浮き籾」「ラフラ<賭事師>」「流れ行く者」「寒のふるまい」の4作が収録されています。

【浮き籾】
稲刈りの季節。
新ヨゴ皇国のタンダが住んでいる村でのお話。

籾を水に入れて選別をしたとき、浮いたものを浮き籾と言うようです。
この浮き籾は苗床に蒔いても芽吹かないので、転じて、家庭を持たずにフラフラしていて真っ当な暮らしをしていないロクデナシを「浮き籾」と言うようです。
「アリとキリギリス」のキリギリスですな。

十一歳のタンダは、水に浮いてしまう籾に同情しますが、自分を重ねてしまったからですかね。
幼いころからタンダは霊感少年で、変なことを言うので、友達がいなかった模様。
夏目かwwww
籾じゃないけど、すでに浮いてたんですね。
で、流れ者のバルサだけが、タンダが唯一話せる同年代の友達で、タンダはバルサにめっちゃ付きまとっていたっていう。
霊感少年と用心棒wwwやっぱ夏目友人帳wwww
定番なのかね。
夢枕獏の陰陽師も、霊感と武闘派の組み合わせだしなぁ~。

霊感少年タンダの視点で、村で起こった幽霊騒動が語られます。
タンダはサンドバッグにふっとばされたり、バルサに川に投げ込まれたりwwww
子供の頃から相変わらずだな、タンダww
タンダはお母さんの手伝いが好きだったようで、子供のころから料理をやっていて、トロガイの家にいくと飯炊きをやらされてました。
十一歳の頃から、トロガイ師の家でご飯の用意してたんだwwww
ほんと変わらない奴(^_^;)

本編ではバルサはわりと落ち着いていますが、少女の頃は短気で喧嘩っ早かったようです。
ぶっきらぼうなところは、変わらないですがw
バルサは養父のジグロのことを、「父さん」と呼んでいたんですね。

大立ち回りなどはなく、ほのぼのシンミリしていて切ない余韻の残る小品でした。
ラストでジグロとバルサは、ロタ王国へ旅立ちます。

【ラフラ<賭事師>】
季節は夏。
ロタ王国の酒場で、ジグロは用心棒、バルサは給仕をしていた時のお話。
「浮き籾」のラストでジグロとバルサはロタへ旅立ちましたが、ロタへ到着した後のお話なのかな?

バルサ13歳くらいですが、すでにススット(サイコロを使った賭博)歴1年。
自分よりだいぶ年上の、酒場に来るような年齢の青年たちを相手に、ススットは余裕で勝てるし、喧嘩を買って相手をボコって血まみれにするしで、好戦的なヤバイ奴でした。
狂犬かよwwwwww
これより後の話で、ジグロがバルサのことを「おまえは闘犬か」と言っていてフイタwww
ですよね~。

ラフラという専業の賭事師である老女アズノが、ジグロとバルサが働く酒場にやって来ます。
アズノはバルサを気に入って、色々と教え、ススットの大勝負を見せますが…。

最後のアズノの行動がサッパリ解んないー!
・ラフラは負けた時点で廃業
・ターカヌは余命わずか、武人のススットしかしらない
・ターカヌは、孫のサロームに敗北を教えたかった
・初めてお金を賭けた
・初めて観客がいた
・結果にターカヌは不満

アズノが何故ああいう行動をとったのか、サッパリ解らない><
またいつか読み返したら、解るようになってますかね?

【流れ行く者】
ロタ王国から新ヨゴ皇国へ行くために、隊商の護衛をした時の話。
前の話ではロタ王国の酒場で用心棒をしていて、この話の最初でもロタ王国の別の酒場で用心棒をしていて、そのあと新ヨゴへ行く事になるから、やっぱり前の話の後にくる話ですかね。
時系列で並んでるのかな。

「浮き籾」では、村人としての暮らしを捨てて、浮かれた生活をしていたオンちゃんの末路を。
「ラフラ<賭け師>」では、老いた賭事師の末路を。
…と、定住せず家族を持たない、浮かれたその日暮らしをするキリギリス的な人の末路が、前2作で描かれていましたが。
今度は、用心棒稼業の末路が描かれていました。
これから用心棒になろうとしている十三歳のバルサと、老いや病で用心棒を引退せざるを得ない時期を迎えている者と。

ジグロはバルサの幸せを望んでいたようで、だからバルサを用心棒にはしたくなかったし、定住して真っ当な暮らしをして欲しいと思っていたようですが。
バルサは父の仇に対する恨みでいっぱいで、復讐のことばかり考えていて、もっと強くなりたいとそればかりだったようです。
親の心、子知らず、みたいな?

結局この話で、バルサは「浮き籾」デビューってことになるのかな。
用心棒になるかどうかは置いておくとしても、命のやり取りをする人生に足を踏み入れて、後戻りできなくなったわけだし。
色々と遣り切れない、殺伐としたラストでした。

笑わないジグロが、咳き込んだと思ったら、咳じゃなくて笑ってたっていう所が良かった。
タンダwwwwジグロに笑われてるぞwwww
ジグロは、バルサもタンダが好きだって見抜いてたんですかね。
まだバルサ13歳、タンダ11歳の頃ですが。
どこに行けばバルサが幸せになれるのか、ジグロには解ってたんじゃないかな。
盗賊の首領が誰かちょっと観察しただけで見抜いたり、いつも戦場全体を見回して把握したりする眼力があるジグロなだけに。

【寒のふるまい】
季節は冬。
新ヨゴ皇国で、バルサを待つタンダのお話。
たった6ページのショート・ショートです。
タンダがどれだけ、バルサが来るのを心待ちにしているかっていう。

最初の話でタンダの家(まだトロガイ師の家だけど)を出発したバルサは、最後の話でタンダの家に帰って来るわけで。
バルサも案外、この頃から今と変わらないっていうか。
漂っているようで、帰る場所はちゃんと確保していたんですね。
まあ、ジグロの計らいだけどw
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