ひねもすのたり@避難所
民主党のおかげで政治に興味を持ってしまった庶民のブログです。無断転載・無断リンク大歓迎。

[カテゴリ:スポンサー広告]

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[カテゴリ:感想・レビュー(ネタバレ注意)]



「精霊の守り人」「獣の奏者」の作者、上橋菜穂子先生のデビュー作。
大学院生の時に書いたものだったそうです。

精霊の守り人を、ずっと軽装版ポッシュで読んでいたんだけれども。
天と地の守り人第三部の解説が、挿絵の二木真希子さんで、上橋先生との出会いについて書かれていました。
出会いのきっかけになったのが「精霊の木」という作品だったそうで、それで興味を持ちました。

二木さんが絵本を出版された時に、上橋先生がデビュー作「精霊の木」を送ってきたのが交流のきっかけだったそうです。
「精霊の木」を読んだ二木さんは、自分の絵本と同じシーンがあったのでびっくりしたそうで。
話はまったく違ったようですが、「同じ映像が頭に浮かんだ人」ということで、それから交流が始まったようです。
ソウル・メイト的なwwww
そしてその交流の後、二木さんに「精霊の守り人」の挿絵を依頼するに至るという。

さて、「精霊の木」ですが。
惑星ナイラの先住民ロシュナールは、人類が助けようとしたけれど自然に絶滅してしまった、という歴史が実は捏造で。
本当は人類に虐殺され、惑星を乗っ取られたっていう。
今の上橋作品によく見られる、捏造史をあばいて真実を探すというスタイルが、デビュー作ですでに確立されていました。
ていうか、後書きにありますが、もともとそういうのを意識していたようです。
それで文化人類学で、オーストラリアの先住民アボリジニの研究してるわけかー。

20年以上前に書かれたSFなだけに、不思議な感じです。
古いのか新しいのか解らないっていうw
他の惑星に移住してドームに住んでるのに、カセット・テープが出て来るあたり、昔のSFですねぃ。

ハインラインの小説のSF世界みたいな?
スティーブン・キングの「ファイア・スターター」とか、ヴァン・ヴォクトの「スラン」とか思い出した。
漫画だと竹宮恵子の「地球へ…」とか、萩尾望都の「スター・レッド」とか。
どこかの後書き(獣の奏者だったかな?)で萩尾望都の名前をあげていたんで、スター・レッドは確実に読んでるだろうなw
狙われている少女を、少年が守って逃げるというのは、スタジオジブリの「天空の城ラピュタ」っぽくもあるかも。

当時のSF作品に影響を受けまくっている部分を取り除けば、「精霊の守り人」の原型みたいな作品です。
先住民のロシュナールは、守り人シリーズのヤクーにちょっと似てるし。
ロシュナールの民の文化とか生活習慣とか、ヤクーがそうであったように、本当に存在する民族であるかのように良く描かれています。
アガー・トゥー・ナール<時の夢見師>として目覚めた従妹リシアを、シンが守って、遠い先祖が目指した場所に向かい、約束を果たそうとするっていうのが、またね。
ニュンガ・ロ・チャガ<精霊の守り人>となったチャグムを、用心棒のバルサが守って、最後にあそこ(何だっけ、あれ)に連れて行くのとパターンは同じ。
約束の地、みたいなものに、何か思い入れがあるんですかね。
関連記事
スポンサーサイト
コメント
コメント
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック
copyright © 2017 ひねもすのたり@避難所 all rights reserved.
Powered by FC2ブログ.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。