ひねもすのたり@避難所
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[カテゴリ:感想・レビュー(ネタバレ注意)]



かなり前ですが、ピグ友のさりたさんに、面白い本は?と聞かれて、「ミミズクと夜の王」を紹介したのですが。


ミミズクと夜の王 (電撃文庫)


それからしばらくして、さりたさんが「ミミズクと夜の王」を読んだらしく、なぜか「毒吐姫と星の石も読みました」って言ったので、「????」だったのですが。
「ミミズクと夜の王」の続編が、「毒吐姫と星の石」だったようです。
ぜんぜん知らなかったwww
いや、私が前作を読んだときは、この作者の本はそれ一冊しか出てなかったからさー。
その後、続編が出たなんて知らなかった(;^ω^)

で、かなり遅くなりましたが、読んでみました。

クローディアスって、前作に出てきてた?
わー!忘れてるwww
いや、もう、前作を読んでから5年以上は確実に経過してるからww
前作の初版が2007年だから、下手すると7年くらい経過してるwww

閑話休題。
「毒吐姫と星の石」ですが。
安定の面白さでした。
続きが気になるので、どんどん読み進めることができます。
寝る前に布団の中で読み始めて、2時過ぎまで夜更かししちゃったわw
守り人シリーズじゃないからって、油断した(;^ω^)

ただ前作「ミミズクと夜の王」を読んだときほど、鮮烈な感じはしなかったかな。
前作は冒頭から「何コレ?!」っていう、強烈な吸引力みたいなものがあったけど。
今回のは、ふつうに面白いっていうか。

良作の部類だと思いますが。
ただ前作に比べると、少しパワーダウンかなっていう。

今回のは、政治的な駆け引きや、戦闘シーンがあって、そういった部分が微妙でした。
政治も戦争も「おとぎ話」として割り切って読めば、こんなもんかなーって感じですが。
稚拙さがちょっと気になった。

前作の「ミミズクと夜の王」は、童話的な世界観で、主人公ミミズクを巡る人間ドラマが中心だったと記憶しているのですが。
この作者の欠点が上手く隠せていて、長所がよく生かされた作品だったんだなと、改めて思いました。

今回の「毒吐姫と星の石」に、前作の主人公ミミズクが少し登場しますが。
すっげー明るい元気な子になってて、ビックリしたwwww
真昼姫とか呼ばれてるしwww
まあ元気そうで何よりです。

が、しかし、その真昼姫がアポ無しで王宮に乗り込んで来たシーンとかね、真昼姫は知り合いだから何でも許されるのかっていうのが気になったんだよな。
礼儀も作法も、社会システムも、真昼姫には関係なくて、自由奔放にふるまっても皆が真昼姫を大好きだから特別扱い、みたいな。

別におとぎ話なら、真昼姫が自由奔放に王宮に出入りしていてもいいんですが。
戦争で人が死んだり、街が燃えて肉が焼ける臭いがどうのとか、そういう変にリアルっぽさを出そうとする描写と、真昼姫が礼儀作法無視でも皆が許しちゃうっていうドリーミーな描写とが、噛み合わないんですよ。
暗殺者の変装だったらどうするんだww
夜の王の模様だって、絵の具で同じような模様を描くだけなら、魔法が使えなくてもできるわけだし。
顔見知りの人らはともかく、現在の王宮の見張り全員が顔見知りってわけじゃないだろうに、なんで王様のとこまで入ってくるかなw
リアルっぽさを出そうとする部分があるから、逆にドリーミーな部分を稚拙に感じてしまいました。

エルザ(今回の主人公・毒吐姫)の言うことも、いちいち子供っぽいんですが、そのエルザの言葉が国を救う設定になって、「?」っていう。
演説する予定なら、到着するまでに原稿でも作っておけよ、字が書けないなら頭の中で何をどう話すか組み立てておけよ、と思うのですが。
いきあたりばったりwww
その場に行って、何か頭に何か浮かんでくるのを待つとかwwww
大勢の命がかかってるなら、その場で言葉が浮かんで来なかった場合も想定して、あらかじめ対策しておいて欲しいものです。

つか正規軍と反乱軍の戦闘が始まっていて、街は燃えていて、死人が出ていて大混乱、という状況ですよ?
援軍連れてきて演説したくらいで、その場にいた全員が耳を傾けるって?
よくとおる声だから、みんなに聞こえるって?
「それはどうよ?」と、疑問ばかり浮かんでしまって、純粋に物語を楽しめなかった…。

占いですべてが決まる国、というファンタジーな設定は良いんですが。
占いに辟易とした人々が反乱を起こして、一足飛びに民主主義みたいなものを求めていたのがなぁ~。
国民による議会みたいなものを求めているのに、占いの犠牲になった姫(王の娘)の今後の幸せを約束するってのも、なんかなー、矛盾してないか?
腐っても姫だぞ?
民主主義を目指してるやつらが、なんで姫を大事にするんだ???
反乱軍のリーダー(?)が王様になろうとしたら、反乱軍はモニョってたから、立憲君主制を目指してた感じじゃないし。

あと「占いが曲げられた」って言うけど、その曲げられた詳細と、正しい占い結果については言及がなかったのもモヤモヤした。

中学生くらいだったら、エルザに感情移入して、疑問を感じずに読めるのかね?
エルザのフラストレーションには共感できなくもないんですが、政治や社会や民衆のアレコレが気になって入り込めなかったです。

変にリアル設定やリアル描写が出て来るから、シラフに戻されちゃって、つい「それはどうよ?」という疑問が浮かんでしまいました。
前作は一貫して童話的で、国民の命や生活が脅かされて犠牲者が出るような事件はなかったので、子供の夢みたいな世界観に浸れて、素直に感動できたのですが。
まあ、夜の王のビジュアルが、なんか乙女ゲーに居そうだな、とは思ったけどw
今回の作品は、政治色が出てたり、国民の悲惨な生活や、戦争の犠牲者が描かれていたので、「それはどうよ?」といちいち疑問を感じてしまいました。

いろいろ書きましたが、良作です。
念のため(;^ω^)
最初は物語がどう展開していくのかよく解らないし、エルザはやたら口汚いしで、軽くとまどいますが。
読みやすいのでさくさく読めます。
ディアが登場したあたりから、面白さが加速したかな。
人間ドラマは面白いし、物語の構成もいいんだけど、世界観の設定や政治目的みたいな部分が稚拙で惜しい感じでした。
いちいち疑問を感じさせずに、ストレートに感動させて欲しかったw
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